V.O.V (Voice of the voiceless)声なきものたちの声 |
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VOV会報2003年12月31日 第4回V.O.V会報 |
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■NPO法人認可報告 |
平成15年10月9日付けでNPO法人V.O.Vとなりました。 |
■NPO法人とは・・・ |
NPOとは、"Non-Profit Organization"、日本語に訳すと「非営利組織」や「非営利団体」といった意味です。「ボランティア団体」と呼ばれることもあります。NPO法人とは、「政府により法人格を認められた民間の非営利団体」ということです。法人格をとることによって、「契約の主体になれる(銀行口座を法人名で開設可など)」、「助成金などを取りやすくなる」などのメリットが生まれます。逆に情報公開(事業報告書、財産目録、収支計算書などの公開)や税務申告の義務が生まれます。NPO法人(特定非営利活動促進法)は法律・定款で定められた範囲で権利義務を負うことになるので、NPO法を含めた民法の規定に従う必要があり通常良しとされる事でも、この法に照らし合わして活動しなければ行けません。NPO法との関係では、事業報告書等の提出、備え付けなど市民に対して情報公開を行うなどの必要があります。いろいろな義務は増えますが「社会的に正式に認知された団体」として社会的な信用が得られます。 |
■主な活動報告 |
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■譲渡実績 |
■平成15年度譲渡実績 |
犬29匹 猫3匹 計32匹 |
■いままでの実績 |
犬147匹 猫37匹 不明14匹(記録をつけ始める前なので不明) |
計198匹 |
今年も多くの子達に里親さんを見つけることが出来ました。しかしまだまだ保健所ではたくさんの犬、猫が処分されています。捕獲対象でない猫は持ちこまれたもので、保健所は持ち込みに関しては引き取ることが義務付けられているそうです。 |
■和歌山市の現状(平成14年度) |
■飼育放棄料 |
成犬猫:1頭2.000円。仔犬猫:10頭まで2.000円。 |
■平成14年度に保健所に持ち込まれた数は次の通りです。 |
犬 384頭、猫 463頭 |
小さい子達はたった200円の命と換算されているのと同じです・・・ これらの犬、猫がすべて処分されたわけではなく、一部の子達は里親が見つかったなどで処分から逃れられていますが、野良以外に一般家庭からの持込もあります。家庭の事情で飼えなくなった子達を人間の都合で保健所に連れて行くのはどうでしょうか?最後まで一生世話をすると誓って飼い始めたはずなのに・・・手を煩わすこともあったのでしょうが、ひと時の癒し、安らぎを与えてくれたこともあったのではないでしょうか?家族の一員であったそんな子達を保健所に連れて行くというのはどんな気持ちですか?もし何かの事情で飼えなくなったのならば、責任を持って新しい里親さんを探して欲しいものです。一緒に住める環境を探してください!小さくても大切な命です。飼うからには責任を持って最後まで一生面倒をやるのが飼い主としての責任であるはずです。 |
■もし保健所から犬、猫を貰いたいときは・・・ |
登録料3.000円(犬の場合のみ登録料が必要です。) 譲渡書類に必要事項を記入。 リードもしくはゲージなど持参のこと。 |
■V.O.Vからのお願い・・・その1 |
■一時預かりをお願いできる方を募ります!! |
VOVでは一部の会員のご好意で保護した犬、猫の一時預かりをお願いしています。しかし、いつも決まった方ばかりで一時保護をしてくださるの方の都合の悪い時(家を留守にする時など)などはいつも困っている状況です。保護にかかる費用は(エサ代、ペットシーツ、診察料金など)もちろんVOVの方で負担します。会員の方で一時保護が可能な方のご協力をお待ちしております。 m(_ _"m)ペコリ |
和歌山中央コミュニティーセンターにおいて不定期的に会合を開いております。お気軽にご参加ください。日程等についてはお問い合わせ頂くか、ホームページにて記載しておりますのでご覧下さい。 |
■会計報告 |
期間:平成14年12月2日〜平成15年10月8日 | ||||||||||||
(10月9日よりNPO法人となった為、来年より会計報告は手続き上4月1日〜3月31日迄の会計となります。今回、初期会計期間が10月9日〜来年3月31日までとなりますので10月8日で〆切りました。) | ||||||||||||
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■寄付、寄贈報告 |
多くの方からご寄付を頂きました。皆様からの寄付等は大切に使用させて頂きます。ご支援誠にありがとうございました。 |
■V.O.Vからのお願い・・・その2 |
片男波公園では譲渡会と同時に活動資金の調達法としてフリーマーケット(フリマ)を行っております。フリマの収益も貴重な収入源となっております。しかし、出店物が少なく収益も減ってきております。食品・生き物以外(出来れば未使用のもの)であればどんな物でも構いません。家庭に眠っている不用品などの出品ご協力お願いします。なお、出店物は譲渡会当日にお手数ですが片男波公園の方までご持参下さい。よろしくお願いします。なお、片男波公園の譲渡会、フリマをお手伝いいただける方も募ります!! |
■特集1:「身体障害補助犬法について理解を!」 |
体の不自由な方を助ける犬を補助犬(「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」)を社会的に認める「身体障害者補助犬法」が2003年10月1日に全面施行となりました。電車、バスや役場、図書館などの公共の乗り物、施設はもちろん、ホテルやレストラン、デパートなどのたくさんの人が集まる場でも補助犬を連れた方の出入りが自由となり「入場禁止」行為は違法となります。もし、入場禁止行為等を目撃した場合は「身体障害補助助犬法」のことを説明し力になってあげることが出来れば、厳しい訓練を受け人間の為に働いてくれている犬達に対し少しでも恩返しすることができるのではないでしょうか? |
■もし、あなたが補助犬を見かけたならば次のことはやめて下さい。 |
@食べ物を与えない: |
補助犬は仕事中、物を食べてはいけないことになっています。 |
A声を掛けたり、触ったりしない: |
集中力、注意力が散漫し仕事の妨げとなりユーザーさんに危険が及ぶ可能性があります。 |
B嫌がることをしない: |
自分がされて嫌なことは、犬にとっても同じです。いたずらなどしないで下さい。 |
C怖がらない: |
補助犬は厳しい訓練を受けています。絶対に吠えたり、噛み付いたりはしません。かといってむやみに触ったりはもちろんしないで下さい。 |
■特集2:「もし地震になった時、わんこ、にゃんこは!!」 |
災害が起こった時、必ずペットを連れて非難して下さい!!避難所でペットと共に過ごしていた例は数多くあります。もし連れて行かなかった場合、後になって特別非難区域等に指定されると、迎えに行くことが出来なくなります。過去、災害地のニュースなどで置き去りにされ、傷ついたペットの姿の映像をご覧になった方もおられるのではないでしょうか?とにかく、家人が非難する時は飼っているペットと一緒に非難して下さい。どうかお願いします。緊急避難時にペット用の緊急避難袋を用意しておくと便利です。ペット用緊急避難袋には下記のようなものを持参してください。 |
<絶対必要> |
首輪□ 鑑札・狂犬病予防注射済み票(犬の場合)□ 迷子札□ リード・ハーネス□キャリー□ 飲み水・ペットフード(3日分)□ 使い慣れた食器・水入れ□常備薬・救急用品□ 排泄用品(消臭剤スプレー)□ |
<あると便利> |
グルーミング用品□ お気に入りのおもちゃ、ストレス発散できる物□ ゴミ袋□バスタオル・タオル□ 新聞紙・トイレットペーパー等□ サークル・ゲージ□猫トイレ・砂・スコップ□ 爪とぎ□ ベット□ ペットの写真(万が一の捜索用)□ 診察券(予防接種等の記録が載っていると便利なので)□ |
■避妊・去勢の必要性について・・・ |
病気でない犬、猫を手術するという行為に対し抵抗を感じる方も多いと思いますが避、去勢を行うことによっていろいろなメリットが生まれます。こちらにそのメリット、デメリットを紹介いたします。 |
メリット |
■様々な病気の予防 |
いろいろな生殖器の病気の予防及び腫瘍発生率の低下に繋がります。早い時期での避妊を行えば腫瘍発生率はかなり低くなります。腫瘍によっては摘出出来ない危険な場所に発生することもあり、こうなれば何も出来ないでただ死が近づいて来るのを待つしかない状態になります・・・ |
■発情に伴う行動がなくなる |
大声で鳴かなくなる、スプレー(マーキング行為)がなくなる喧嘩もしにくくなる(ケガ、病気の軽減)などが揚げられます。すべての犬や猫がこうなるわけではありませんがかなりの割合でこう行った行為が少なくなります。 |
■望まれていない命が生まれてしまうのを防ぐ |
注意していても、いつ、どこで望まない妊娠をしないとも限りません。1度目は何とか貰い手が見つかったとしても次があるとは限りません。現にそういった子達が保健所に連れて行かれたりしています。 |
デメリット |
■手術に対する危険性 |
100%ではありませんが、殆どの場合大丈夫です。入院せずに日帰りで済む場合も多いのでよほどの事がない限り、心配ないです。 |
■肥満 |
最新の獣医学では科学的根拠のないことで、不妊手術との直接の関係はないと証明されています。でも、現実には、大半の動物が代謝能力の低下によって肥満になっています。十分な運動と代謝能力を補う為の栄養素を与えてあげることで解決することが出来ます。 |
VOVでは、避妊、去勢の必要性を訴えます。不幸な子達が増えないことを願っているからです。まだまだ、避妊、去勢の認識が低く、無責任な飼い主による繁殖により、小さな命が毎日のように絶たれております。そういう現実があることを知ってください。お願いします。 |
■その後のわんこ・にゃんこ・・・ |
↑ガムを貰ってご機嫌 |
↑ちょっとすましてハイチーズ |
こちらのわんこはVOVで保護をし平成15年9月13日に里子に出したわんこです。名前は「とらじろう」「とてもやんちゃで困っていますがそこがとても可愛くてたまりません。」と里親さん。 |
↑譲渡会にて。 カゴに入るほど小さかった。 (手前の猫です。) |
↑にゃあに?お昼寝中よ〜 |
こちらのにゃんこは平成14年10月19日、20日に片男波公園での譲渡会で里親が見つかった子です。名前は「マロン」「ちょっと凶暴で脱走魔ですが、すぐに入れて〜と帰ってきます。o(*^▽^*)oあはっ♪」と里親さん。 |
2匹とも今は幸せな毎日を送っています。いい方にめぐり合えてよかったね!! 会報に載せる「その後のわんこ、にゃんこ」の写真を募集します。応募者多数の時は抽選で決めさせて頂きます。なお、編集者の希望なのですがメールにてわんこ、にゃんこの画像及びコメントを送信して頂ければうれしく思います。くわしくはお問い合わせを。 |
■最後に・・・ |
V.O.V会報についてのお問い合わせ、ご要望、ご意見などがあれば下記のところまでお願いします。またホームページにていろいろな情報も載せておりますのでご覧下さい。 | ||
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編集者:最後までおつきあいありがとうございました。ペコリ(o_ _)o))